Complete text -- "#383.またしても大物が出るか"

11 April

#383.またしても大物が出るか

一昨年阪神競馬場は改修され素晴らしいコースになった。改修前の桜花賞の行われる芝1600mのコースはスタートしてすぐカーブがあり、紛れが多く実力相当のレースにならないと言われていた。その急先鋒が亡くなった大川慶次郎で、クラシックレースである以上コースの綾のでないようにと、新潟競馬場での実施を提唱していたほどだ。その心配も新コースの威力で全くなくなり、去年の桜花賞は各馬の実力が発揮された近年にない好レースなった。

そのレースで激戦の末、連対したのがダイワスカーレットとウオッカだ。今や日本の競馬界を代表する2頭を輩出したのが、新コースでの桜花賞だ。今年も第二のダイワスカーレットやウオッカの出現を期待したいものだ。

【 Wscランキング:桜花賞 】
◆Wsc: 67.0 トールポピー     R= 70、 RR= 71、 RT= 52、 D= 0.1、 A= 0、 H= 3.1
◆Wsc: 61.9 オディール      R= 65、 RR= 65、 RT= 52、 D= -0.7、 A= 1.0、 H= 4.5
◆Wsc: 61.3 ブラックエンブレム R= 50、 RR= 58、 RT= 45、 D= 3.6、 A= 2.3、 H= 1.0
◆Wsc: 56.8 エアパスカル     R= 59、 RR= 67、 RT= 42、 D= 0、 A= 1.6、 H= 0.5
◆Wsc: 56.6 リトルアマポーラ  R= 54、 RR= 58、 RT= 45、 D= 0.9、 A= -0.2、 H= 5.2
◆Wsc: 56.4 ソーマジック     R= 49、 RR= 57、 RT= 47、 D= 1.6、 A= -0.2、 H= 3.8
以上がWsc55以上の推奨馬
◆Wsc: 52.4 レジネッタ      R= 57、 RR= 62、 RT= 46、 D= -2.5、 A= 0.6、 H= 1.2
◆Wsc: 50.8 ポルトフィーノ    R= 50、 RR= 52、 RT= 46、 D= -0.2、 A= 2.6、 H= 4.3
◆Wsc: 50.7 エイムアットビップ R= 50、 RR= 56、 RT= 52、 D= -2.4、 A= 0.7、 H= -0.2
◆Wsc: 48.6 デヴェロッペ     R= 54、 RR= 52、 RT= 44、 D= -1.4、 A= 3.7、 H= -2.2
◆Wsc: 48.5 シャランジュ     R= 54、 RR= 52、 RT= 48、 D= -2.7、 A= -0.9、 H= 4.3
◆Wsc: 48.0 マイネレーツェル   R= 44、 RR= 60、 RT= 40、 D= -1.9、 A= -0.6、 H= 2.4
◆Wsc: 47.0 ベストオブミー    R= 36、 RR= 51、 RT= 49、 D= -0.1、 A= 0.7、 H= 1.0
◆Wsc: 42.7 ルルパンブルー    R= 39、 RR= 50、 RT= 44、 D= -2.5、 A= -0.1、 H= 1.0
◆Wsc: 39.5 エフティマイア    R= 45、 RR= 49、 RT= 41、 D= -4.1、 A= 0.3、 H= -1.8
◆Wsc: 37.7 エーソングフォー   R= 40、 RR= 50、 RT= 37、 D= -3.1、 A= 1.1、 H= -1.8
◆Wsc: 24.1 ハートオブクィーン R= 32、 RR= 29、 RT= 43、 D= -5.8、 A= 1.4、 H= -2.2
◆Wsc: 00.0 マダムルコント    R= 0、 RR= 0、 RT= 0、 D= 0、 A= 0、 H= 0

   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・Rsc  :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す


【 展望 】
昨年の暮時点で勢力上位の馬も、年が明けてから台頭してきた勢力も、揃って勝ち星を重ねることができず、結局、中心馬なるもの存在が定まらないまま本番を迎えることになった。
その中でトールポピーはひとつ他をリードしている。これに次ぐのもオディールで、暮のジュベナイルフィリーズ→チューリップSという王道を歩んでの挑戦になっている。内容はとびきりということではないが、他との比較で押し出された形でのトップ形勢だ。
この2頭に対抗するのが、ブラックエンブレム、エアパスカル、リトルアマポーラ、ソーマジックの4頭となるが、ブラックエンブレムに注目したい。関東馬だが3連勝で底を見せておらず、本番での上昇が期待できそうだからだ。また、前走が本番での勝率の良いフラワーカップであることも光材料と見たい。

【 展開 】
逃げるのはデヴェロッペだろうが、好枠を引いて更に逃げの条件が重なった。これに続くのが、ポルトフィーノ、ブラックエンブレムの2頭で、さらに先行集団としては、エアパスカル、ハートオブクィーンが加わるだろう。
中段は、エーソングフォー、オディールが前の方に位置し、エイムアットビップ、ベストオブミー、レジネッタが中ごろ、やや後ろに、エフティマイア、トールポピー、マダムルコント、ルルパンブルー、ソーマジック、リトルアマポーラが陣取ることになる。
最後方は、マイネレーツェル、シャランジュということになる。

向正面はゆっくり流す感じで進むだろうが、3コーナーあたりから急にペースアップされるだろう。オディール、リトルアマポーラは我慢して最後に仕掛けるだろうが、トールポピーは人気を背負うことにもなるだろうから早めの仕掛けになりそうだ。直線は長いが、4コーナーの手前では早くもバトルが始まるだろう。


22:50:00 | datesui | |
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