Complete text -- "#395.日本橋七福神巡り? −番外編−"

07 May

#395.日本橋七福神巡り? −番外編−

日本橋七福神を巡る第一歩は水天宮様だ。東京メトロの日比谷線の人形町駅を降りて、水天宮様を目指して人形町通りを歩くと新大橋通りとぶつかる交差点に出る。人形焼きの重盛の前で信号待ちをしていると、交差点の向こう側に異様な雰囲気を感じた。行列のようなものができているのだ。何かのイベントかと思ったが思い当たるフシなど全くない。信号が青に変わり、異様な雰囲気のもとに近づくと嫌な予感通り、水天宮様からの行列だった。

何だろう、水天宮様のイベントか。ふと、浮かんだのが「戌の日」だ。戌の日でこれほどまでに人が集まるのかと、しばし感心するばかりだが、門の前でさらにびっくりだ。なんと入場制限までしていて、行列に並ばないと入れないのだ。これでは仕方ないので、水天宮様は後にして元来た道を戻ることにしたが、その混みようは尋常ではなく、まるで初詣さながらであった。

行列に並んでいる人は実にいろいろで、飽きずにウォッチングができた。唯一の邪魔は後ろから押してくる人波だった。お腹の大きい若い女性のカップル、赤ちゃん抱いた夫婦にはお祖母さんだけではなくお祖父ちゃんまでが付き添い、まさしく一家総出のお参りという人たちもいた。目を引いたのはヤンキーのふたり連れで、小柄の二人は共に茶髪は当然で、ファッションも筋金入りだったが、二人ともニコニコしていて実に嬉しそうだった。


7つのお社を回ってきて、午後も3時に近かっただろうか、さすがに入場制限は解かれていて入ることができた。でも、境内はまだ人、人、人で、初詣さながらは続いていた。境内のはずれにある弁天様を拝んだが、ここだけ蚊帳の外という状況で、七福神に中では派手な筈だがこんな寂しい弁天様は珍しい。

少子化問題が深刻であるが、このような光景をみるとポテンシャルはまだ期待できそうだ。そしてこの熱気、少子化担当大臣が見たら、何と言うか伺ってみたい気持ちだ。それより何より、このような情景を見たことがあるのだろうか。

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戌の日でこんな行列になるとは思ってもみなかった。貴重な再認識をさせていただいた。入場制限が解かれても境内は初詣モードで、参拝をする人、お札を受ける人でごった返していた。


23:48:03 | datesui | |
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