Complete text -- "#443.選手がかわいそう"

24 August

#443.選手がかわいそう

北京オリンピックの野球は三位決定戦にも米国に敗れ、4位で終わった。東京でテレビの前で応援していただけだが、かなり打ちのめされた気持になった。だが、夜の決勝戦での韓国チームの戦う姿をみて、少しはいい気持になれてきた。やはり優勝するチームは違う、常に上目づかいで上を見て、石垣でも登るように這いつくばい、食らいついていく戦い方は大いに見習うところがある。

とこころで日本チームだが、状況はかなり深刻だ。9試合で4勝5敗の負け越しで過去最低である。同じ相手に2度負けているが、それも1例だけではない。韓国に、米国に、それぞれリーグ戦で敗れ、決勝トーナメントでも返り討ちにあっているのだ。しかも、韓国には2回とも若いキムの前に抑えられているのだ。短い期間とはいえ、何らかの対策を講じたようなフシが見られないのが辛いところだ。

前回のアテネでのことを思い出してみると、銅メダルは獲ったものの、今回と同じようにオーストラリアに2度負けてしまったのだ。しかも、2度ともジェフ・ウィリアムスに捻られたのだ。こんな鮮明な前例があるのに、またしても轍を踏んでしまったのだが、それも北京ではご丁寧に2度も踏んでいるのだ。どうも今回の首脳陣には危機管理能力とか状況打開力といった意識が全く欠如しているとしか思えないようだ。

WBCのときの王監督の周辺には、辻や弘田といった野球を知りつくし苦労をし続けたスタッフが甲斐甲斐しく動き回っていたが、今回のベンチにはそんな様子は見当たらなかった。準決勝で韓国に逆転されたとき、解説の野村謙二郎が「ベンチは沈まないで、次の攻撃に備えてバットを振るべき」と指摘していたが、それを指示するコーチもいなかった。それなのに星野はカナダ戦を1対0で終わったとき、「俺を殺す気か」とほざいた。一体、どこの誰様と思っているのだろうか。この一言で人心の離散はさらに加速したろう。


14:48:04 | datesui | |
Comments

ウイヌム wrote:

野球は、負けるべくして負けた...と感じました。逆に言えば、韓国が勝たなかったら野球の神様は昼寝していたことになります。無論自国が勝つことを期待しましたが、終わってみたら「実力」どおりの順位だと得心しました。
柔道だって、事前にルールは平等に開示されていたわけで、覚悟と備えがメダルに反映されていたように感じました。
シンクロだって、ロシアではなく後進の中国がライバルなのですから、志の低さが何ともいえない後味の悪さを残しました。
よって、ソフトボールが日本国民としての私の最大の誇りです。
09/02/08 13:48:35

datesui wrote:

仰るとおりです。
金ではありませんが、フェンシングや4×100mリレーなど、感動を与えてくれたものもありました。また、メダルは取れなかったけれども、よくやったと褒めてあげたいものもあります。
でも、野球だけはどうにもこうにも許せないですね。特に帰国してからの星野の言動は国賊ものです。
09/04/08 15:42:34
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