Complete text -- "#161.歳々年々、レース同じからず"
17 November
#161.歳々年々、レース同じからず
マイルのG?は8つあるが、そんなにあったのかという印象だ。その中で素直にマイルのG?といえるのは、やはり安田記念とマイルチャンピオンシップの2レースだけだろう。マイル戦ならではの緊張感と適当な息継ぎ、このバランスが良さを、この2レースでは大いに楽しめるのだ。その楽しみまでは反映できないと思うが、データベースはアウトプットを出してきた。ところが今年は、例年と異なる与件が発生している。英国からマイルの強豪コートマスターピースが参戦してきたのだ。コートマスターピースは当データベースにはデータが入力されていないので、当然アウトプットはない。
◎ ダイワメジャー 69.3→最近の実績、勝っぷり、先行力
○ キンシャサノキセキ 61.7→タイム、勝っぷり、末脚
▲ カンファーベスト 60.1→最近の実績、タイム
△ ダンスインザムード 58.6→最近の実績
△ キネティクス 56.9→タイム、末脚
× コートマスターピース××.×→データなし、不気味
展開だが、僅か1分30数秒だが、その中でマイル戦独特のやりとりがある筈だ。
先頭集団は、ステキシンスケクンがハナを切って、ダイワメジャー、プリサイスマシーン、マイネルスケルツィ、デアリングハート、あたりまでが構成をする。
中段は微妙な位置取りになるが、まず、ニューベリー、ダンスインザムード、アグネスラズベリ、キネティクスが前に付け、シンボリグラン、カンファーベストが中ほどで、そのあとに、ロジック、キンシャサノキセキが続くことになる。
後方は、スーパーホーネット、ハットトリック、マルカシェンク、が控えることなる。
先頭集団はなるべく動きたくところだが、ダンスインザムード、カンファーベストが早めに動き、後方の追い込み馬からアドバンテージを取りに行くだろう。
末脚自慢の後方の有力馬からは、まずキネティクス、続いてキンシャサノキセキが動き、テレグノシスは相変わらず直線勝負に賭けることになる。
去年、ペリエ・マジックで制覇したハットトリックは当然連覇を狙っているだろうが、ペリエに代わる岩田康成の手綱裁きに注目したい。
また、コートマスターピースは超名手デットーリの騎乗だが、どこをどう通ってくるのか皆目見当もつかず、考えの及ぶところではないようだ。
デットーリは、2002年のJCダートで、5番人気のイーグルカフェを優勝させているのは、皆さまの記憶にも鮮明に残っていることだろう。そのときテレビにゲスト出演していた吉田照哉は、「デットーリだと5馬身は違う」と大変な賞賛をしていた。
また、今春の安田記念では、ブリッシュラック、ジョイフルウィナーの2頭が海外から参戦してきて、見事1着3着という成績を収めた。前回もデータのない馬は候補に上げなかったが、今回海外からの参戦馬の取捨はどうすべきだろうか。
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