Complete text -- "#174.成長を願う"
14 December
#174.成長を願う
阪神カップというG?のレースが新設された。1400mのレースだが、マイル戦や短距離戦好みの早来には嬉しい限りだ。長距離レースのダラダラ感には飽き飽きするものがあって、待ってましたという気持ちだ。現在、G?や重要なレースの多くは長距離で、しかも普段走ったこともない距離をいきなりG?で競ったりするから起きることだろう。ある調教師が、「千八でも走れないと、3000の菊花賞に出られないからね」と、長距離専門のステイヤーを育てても長距離レースに参加できなくなってしまうことを洩らしていた。一方、騎手も普段していないことをするわけで、不必要に慎重なレース運びが超スローペースのお決まりとなる。今や世界も短距離化の方向に進んでいる。この阪神カップが「短距離の有馬記念」に成長することを願ってご祝儀馬券でも購入しよう。というわけで、有馬記念には距離適正がない有力馬が大挙して登録してきた。その数41頭、海外からコートマスターピースの登録までもある。これだけ登録が多いと心配事も起きる。期待のキンシャサノキセキの優先出走順位は、現在23位、出走可能頭数は18頭なので、除外という事態も発生しかねない状況だ。だから来年度からはファン投票にして、走らせたい馬を選んだ方がこの時期のこのレースの意味を反映させられると考えている。
頭数が多くてもめげないのがデータベースだ。何頭出ようが、平気でアウトプットしてくる。さすがに候補馬は10頭に膨らんだ。データベースは統計や確率に詳しいので、何かの計算でもしたのだろう。
◎ キンシャサノキセキ 70.0
○ シンボリグラン 67.1
▲ ブラックバースピン 65.3
△ スピニングノアール 64.1
△ コスモシンドラー 62.3
△ プリサイスマシーン 61.2
△ ラッキーブレイク 59.6
△ ビーナスライン 58.4
△ アサクサデンエン 56.8
△ オレハマッテルゼ 55.9
△ エイシンラージヒル 55.8
△ シンボリエスケープ 55.8
△ チアフルスマイル 55.2
このうち出走権がすんなり取れそうなのは、○シンボリグラン、△ビーナスライン、△アサクサデンエン、△オレハマッテルゼ、△チアフルスマイルの5頭ぐらいだ。密かに狙っていたブラックバースピンもデータベースは推奨してくれたが、残念ながらこれも除外の危機に晒されている。甚だ不本意だが、除外馬が出て上位の候補馬が消えれば、マイネルスケルツィやフサイチリシャールが推奨馬としての浮上も考えられる。
展開も、ステキシンスケクンがハナを切って、プリサイスマシーン、エイシンラージヒル、オレハマッテルゼが追いかけることになろうが、もう少し頭数が絞れてこないと後の方までは考え難い。
Comments
コメントがありません
Add Comments
トラックバック
DISALLOWED (TrackBack)