Complete text -- "#219.生きの良さと歴戦の貫禄"

16 March

#219.生きの良さと歴戦の貫禄

この前の日曜日、中山の4レースだったが、マケテタマルカという馬が走っていた。名前の通りよく頑張る馬で、スタートで安目を売って向う正面まで後方だったが、どんどん順位を上げて行き、3コーナーでは10番手、4コーナーでは7番手ぐらいの進出した。直線に入ってからもぐんぐん伸びたが、スタートの出遅れの分だけ届かなかったようで2着だった。でも、これぐらい頑張れば、名前で買ったファンも満足だろう。
もう1頭、ミンナナカヨシという馬も一緒に走っていたが、この名前ではさすがに10着だった。この馬はスタートよく飛び出し、2番手を追走したが、3コーナーから怪しくなり、4コーナーでは4番手に下がり、そのまま馬群に呑みこまれてしまった。いい名前だと思ったが、やはりマケテタマルカには敵わなかったようだ。

弥生賞が終り、今度はスプリングステークスだ。本当の意味での皐月賞トライアルである。出走予定は11頭で、データの紹介は、できるだけ数値そのままにしてみた。

              Wsc  RRsc  RTsc  DfWL   Asc   Hsc  L3Ts
◎ フェラーリピザ    69.2  65.6  65.0   4.5   1.3   0.5  42.2
○ サンツェッペリン   58.0  63.3  43.4   1.1   0.9   4.1  47.0
▲ フライングアップル  57.8  64.7  46.4  −1.3   0.8   1.6  60.3
△ シベリアンバード   55.4  48.8  57.8   1.8   2.0   1.6  47.2
  マイネルシーガル   54.9  58.1  45.4  −0.7  −1.0   3.6  50.3
  エーシンピーシー   52.2  47.8  50.2   1.5   1.9   1.7  56.6
  ショウワモダン    44.2  46.9  28.6   0.8   3.2   1.3  58.3
  スクリーンヒーロー  44.1  44.0  36.2   0.6   2.5   0.0  42.1
  スズカライアン    43.9  57.4  47.8  −6.0  −1.1   1.4  50.8
  ニードルポイント   35.2  35.7  44.3  −3.8  −1.0  −2.6  31.1
  フリオーソ      35.0  45.7  42.5  −6.4   0.6  −3.5  59.9

・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す
・L3Tsc:末脚?→上り3ハロンタイムのスコア


生きの良いところで、フェラーリピザだろう。勝っぷりを示すDfWLの値が頗る高く、期待大だ。あとは既成勢力だが、サンツェッペリン、フライングアップルは好走しているが、非力なところは否めない。シベリアンバード、マイネルシーガルは差のないところで、実績はマイネルシーガルだろうが、内容でシベリアンバードとなった。

展開は、かなりわかりやすい。ショウワモダンが逃げ、スクリーンヒーローとシベリアンバードが追う展開だ。そのあとは、エーシンピーシー、フェラーリピザ、が中段の前方、サンツェッペリン、フライングアップル、フリオーソ、までが中段となる。後方は、マイネルシーガル、ニードルポイント、スズカライアンが控えることになろう。
フェラーリピザの3コーナー過ぎからの動きに注目していただきたい。意外と早めに動きそうだ。頭数も少なく、末脚の切れそうなのはサンツェッペリンぐらいなので、安全運転としては3コーナーから追い上げ、4コーナーでは先頭に並び、早めに抜け出す戦法と思われる。あとは、サンツェッペリンが歴戦の貫禄をどう見せるかだ。


06:00:00 | datesui | |
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