Archive for March 2008
30 March
#377.隠れた名所
東京は桜が満開になったようで、テレビでは有名なスポットや隠れた名所の案内が目白押しだ。金曜日の夕方、驚いたことに近所の大横川がテレビで紹介されたのだ。確かに桜がきれいに咲くし、狭いながらも川沿いに遊歩道も整備されているので、ちょっとした花見には便利である。そんなチョット便利ぐらいの桜がテレビに出てくると、近所のことでもあり、半ば誇らしげに半ば気恥ずかしい気持にもなる。日曜日の今日、様子を見に行くと、テレビの影響だろうか、かなりの人出があった。曇り空で生憎の肌寒さだが、お蔭で桜は長持ちしそうで、来週の日曜は花筏が楽しめそうだ。
急に自慢してみたくなった。地下鉄門前仲町駅から南に向かって歩いて数分で大横川に出るので、アクセスも良好だ。今週いっぱいは花見ができそうだ。
この日は肌寒かったが大勢の人が出ていた。この陽気なら当分楽しめそうだ。深川らしく船での花見も乙だ。船も深川なので、当然猪牙だ。
23:28:58 |
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29 March
#376.今年も野球がおもしろい
プロ野球が始まった。1週間早く始まったパリーグだが、第一印象は2試合に登板したダルビッシュが予想以上に凄かった。18回を投げて自責点0、失点0なのだ。いつかは失点するだろうが、どこまで続くか楽しみだ。ペナントレースは心情的に王監督に優勝させてあげたい気持ちだが、混戦模様で予断は許さないだろう。戦力的なオリックス、監督の西武、という不安のあるチーム以外は優勝のチャンスがあり、おもしろいシーズンになりそうだ。それ以上の楽しみがセリーグに発生した。千両役者兼三枚目の巨人だ。なんともメディア向きの野球をしてくれているのだ。戦前の評論家の論調は、大型補強をして得点力、特に打つ方は万全だがアキレス腱は残るとされていた。
例えば守備に不安ありということだが、早速開幕戦にそのアキレス腱の1つが露呈した。また、投手力も強力な補強で先発の厚みと抑えが強力になったものの、繋ぎに不安が残るとされていた。そしたら、第2戦でその弱点をものの見事に証明してみせたのだ。序番は強打でリードするも、同点の中盤で若手の中つぎがことごとく打ち込まれて勝ちきれないのである。
はやり巨人は目の離せないチームだ。これほどまでに戦前の予想通りに戦いを進めるとは実に驚くべきことだ。だからこの後は強打や豊富な投手力で勝ちパターンの番に替わると思われる。そして、そこそこの成績でシーズンを終わるだろうが、結局、今ひとつの届かない結果も考えられる。アキレス腱がそのまま残り、議論のしやすい形を提供してくれるのも巨人の魅力だ。メディアのとっての巨人は目の離せないチームどころか愛すべきチームに違いない。今年もプロ野球がおもしろそうだ。とくに巨人が素晴らしい。
ところで、パリーグが始まったというのにアメリカの大リーグが来て水を差すようなことをしていた。日本のコミッショナーは当然知ってのことだろうが、どんな神経をお持ちの方なのだろう。
23:29:00 |
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28 March
#375.短距離だが少し長めが狙い
春のG?街道の入口は高松宮記念だ。第38回を数えるこのレースは1967年開設の中京大賞典、芝2000mに端を発している。4年後の1971年に高松宮から優勝杯が下賜されたことにより、『高松宮杯』と改称され、第1回が始まった。大レースの手薄な6月の重賞競走であったため、長らく夏競馬到来の風物詩的な扱いで親しまれてきた。1996年の第26回から、芝1200mに距離が短縮され、開催も5月になり、格付けも待望のG?に昇格した。1998年より現在の名称である『高松宮記念』となり、2000年から5月開催から3月開催に変更された。開催時期の変更により、シルクロードS→阪急杯→高松宮記念という短距離のステップレースシリーズが完成し、この路線から高松宮記念の活躍馬を数多く輩出している。
【 高松宮記念:Wscランキング 】
◆Wsc: 71.7 スズカフェニックス R: 55、 RR: 78、 RT: 66、 D: .3、 A: -.6、 H: 3.2
◆Wsc: 67.5 スーパーホーネット R: 39、 RR: 74、 RT: 63、 D: 1.6、 A: .1、 H: 1.2
◆Wsc: 63.2 ローレルゲレイロ R: 41、 RR: 73、 RT: 67、 D: -.3、 A: 1.7、 H: .4
◆Wsc: 55.9 トーセンザオー R: 49、 RR: 60、 RT: 63、 D: -2.1、 A: -.8、 H: .3
◆Wsc: 55.6 ファイングレイン R: 42、 RR: 61、 RT: 52、 D: -.1、 A: 1.1、 H: 1
◆Wsc: 53.6 マルカフェニックス R: 48、 RR: 50、 RT: 57、 D: -.2、 A: .6、 H: 3.2
◆Wsc: 51.0 プレミアムボックス R: 50、 RR: 54、 RT: 53、 D: -2、 A: .2、 H: 1.8
◆Wsc: 51.0 キンシャサノキセキ R: 48、 RR: 54、 RT: 62、 D: -3.4、 A: .5、 H: .6
◆Wsc: 49.0 ブラックバースピン R: 50、 RR: 52、 RT: 57、 D: -3.1、 A: .8、 H: 1.8
◆Wsc: 48.1 リミットレスビッド R: 46、 RR: 55、 RT: 60、 D: -3.7、 A: .5、 H: .3
◆Wsc: 47.4 マイネルシーガル R: 39、 RR: 55、 RT: 60、 D: -2.7、 A: .5、 H: .9
◆Wsc: 46.3 ナカヤマパラダイス R: 49、 RR: 53、 RT: 52、 D: -3.8、 A: 2.5、 H: -.2
◆Wsc: 45.9 キョウワロアリング R: 46、 RR: 48、 RT: 56、 D: -2.8、 A: -1、 H: 3.4
◆Wsc: 43.1 プリサイスマシーン R: 51、 RR: 41、 RT: 61、 D: -4.4、 A: ,2、 H: -.4
◆Wsc: 42.0 タマモホットプレイ R: 49、 RR: 41、 RT: 57、 D: -4、 A: -.8、 H: 2.1
◆Wsc: 41.7 エムオーウイナー R: 54、 RR: 46、 RT: 47、 D: -4.7、 A: 3、 H: -2.3
◆Wsc: 34.5 フサイチリシャール R: 37、 RR: 38、 RT: 60、 D: -5.2、 A: 1.7、 H: -1.7
◆Wsc: 32.6 ペールギュント R: 43、 RR: 35、 RT: 52、 D: -5.6、 A: 0、 H: 1
・Wsc :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
・Rsc :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
・Hsc :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す
【 展望 】
芝1200mのレースはG?では最も短い距離だ。それだけに短距離特性が求められると思われがちだが、そこはどっこい、このレースに限っては1400mからマイル程度の適性の方が好成績を上げている。つまり、スズカフェニックス、スーパーホーネット、ローレルゲレイロ、ファイングレイン、キンシャサのキセキという面々の方が、トーセンザオー、マルカフェニックス、プレミアムボックスより期待がもてそうだ。
そこで、イチオシはスズカフェニックスで、鞍上が武豊のドバイ出張で福永に替わるが、スコアの圧倒的な高さから死角には至らないだろう。次点クラスの筆頭はスーパーホーネットであるが、これもスコアの高さから推奨に値する。この2頭にローレルゲレイロを加えた3頭で勢力の主成分は形成されていると見た。
あとは、ここへ割り込む勢力として、トーセンザオー、ファイングレインとなるが、もう1頭あげれば、距離特性と持ちタイムからキンシャサノキセキを推したい。
【 展開 】
逃げると見られていたエムオーウイナーが大外の17番、先行の実績の高いナカヤマパラダイス、プリサイスマシーンがいずれも外枠となり、後方から漸進の中心馬スズカフェニックスが最内の1番など、枠順が微妙なレースになった。
そうは言うものの、エムオーウイナーの逃げ、ナカヤマパラダイスとプリサイスマシーンがこれを追い、フサイチリシャール、ローレルゲレイロが好位をつける構図は変わらないだろう。
中段も、ファイングレイン、ブラックバースピン、マルカフェニックス、キンシャサノキセキ、マイネルシーガル、リミットレスビッド、という順で進み、その後にプレミアムボックス、スーパーホーネット、ペールギュントが続くだろう。
後方は、スズカフェニックス、タマモホットプレイ、トーセンザオー、キョウワロアリングということになろうか。
17:44:07 |
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25 March
#374.深川七福神? −補遺−
七福神のある寺社は大きくはないが、その例外が富岡八幡宮だ。「神輿(みこし)深川、山車(だし)神田、だだっ広いのが山王さん」と言われる江戸三大祭りのひとつに数えられ、今でも3年一度、54基の神輿を連ねた壮大な渡御が行われる。今回の深川七福神巡りはこの富岡八幡宮が終着駅になった訳だが、さすがに大神社、境内には本殿や恵比須様の他に、佐川急便が寄贈した本社の大神輿を始め木場の角乗りの碑など見るモノがたくさんある。まずは本殿の裏手にある「横綱力士碑」で、これはかなりポピュラーな存在になり、各種のガイド本の常連だ。碑の裏側には初代の明石から横綱の名前が刻してあるが、最近は外人横綱ばかりだ。横綱碑はよく知られているが、実は大関の碑もある。横綱になった大関は除外しているらしく魁皇などは名前がない。まだ見込みがあると思われているようだ。
最近の横綱の名前を見ると、勢力がハワイからモンゴルに移っているようだ。右は大関の碑だが、どうも大関止まりの碑のように思えてしまう。
境内の西側に「力持碑」なる一見何だかわかりにくい碑がある。よく見ると、力持ち自慢が持ち上げたと思われる石が奉納されているのだ。中村の某が持ち上げたのだろうか、55貫もある石が奉納されていた。電卓を叩いてみると207kgだ。ウエイトリフティングのジャークでも200kgを超えるのは相当重いクラスだ。見れば丸っこい石なので、どのように持ち上げたのだろうか。なにしろコチトラ生まれついての力不自慢なので、足の上でも落とさぬものかと心配になったりするのだ。
もう一つ、伊能忠敬の像だ。忠敬は50歳で家督を譲り測量の行脚に向かうのだが、成功祈願のお参りをしたのが、この富岡八幡宮だったそうだ。10年余にわたる測量で、その健脚は4万4千kmを踏破したと伝えられている。
左が力持碑。こんな持ちにくい石をどうやって持ち上げたのだろう。右は伊能忠敬像だが、右側に深川めしの茶屋がるので「行脚の弁当に深川めし」という雰囲気だ。
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24 March
#373.三上の考
ふと考えが浮かんだり、もの思いが進んだりするときや場所がある。その最たるときはトイレに入った時だ。することは決まっていて、しかも特別な考えも不要なので考えることに専心できる場所になるのだろう。トイレで考えが浮かぶことは昔から言われていたようで、かわやでの思考なので「厠上の考」と言われているようだ。あの夏目漱石も厠上の考の達人らしく、厠はさながら書斎の様相だったと伝えられている。トイレと同じように考えの浮かぶ場面として、床に就いたときの枕上と馬の跨った鞍上の2つがあり、厠上と合わせて「三上の考」と言うそうだ。
馬は走らせるなら別だが、普通は跨ったときは暇なので考えが浮かびやすいのだろう。帰り道は年老いた馬に従えという諺があるそうだが、帰り道はナビゲーターも障害物除けもすべて馬にお任せが可能なのだ。現在の生活の中では車に乗る場面が想定されるが、安定したドライビングの状態になったとき、妄想がふと頭をかすめる時があるが早く打ち消さないと危ないことになる。なにしろ車は馬と違って、不便なことに障害物や危険の回避はできないからだ。ここで利用できる車とは運転手つきの車のことなのかも知れない。
夜、寝るときも考えが浮かぶ。これも一日のことが終り、特に体の出番はこれでお終いなので、あとは頭しか動いていない状況になるからだろう。身も心も解放してしまえば良いのだが、こんな時に限って妙な心配事や悔やまれることが浮かんだりすると一大事だ。いつまでも思考の状態を続けることが可能だから、眠れなくなってしまうのだ。
三上の考を上手に使ってみたいのだが、出てくる考え自体がくだらないものばかりで、長トイレになったり、車ではヒヤリとしたり、眠れなくて体調不良になったりするのが関の山で困っているのが現状だ。
11:20:27 |
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