Complete text -- "#290.100年目"

26 October

#290.100年目

秋の天皇賞だ。大昔は3200mだったので、レコード決着などいうことはあまり気にしなかった。ところが2000mに変更されてからは、ミスターシービー、ギャロップダイナ、サクラユタカオーと3年続けてコースレコードが更新され、新たな楽しみが湧いたものだった。
特に、サクラユタカオーは前走の毎日王冠に続くレコード勝ちで、スタミナからスピードの面白さを確かなものにした。今年はそのイメージがダブる馬がいるが果たしてどうだろう。
また、スタミナ自慢をスピード対応させた例もある。武豊は前年の菊花賞馬スーパークリークを好スタートで先行させ、なんとオグリキャップ、メジロアルダン、ヤエノムテキの前を走らせ、そのまま最先着でゴールさせたのだ。不器用なスーパークリークをこの距離にどう対応させるのかと思ったら、先行させてそのまま押し切るという戦法を採ったのだ。武豊、デビュー3年目の快挙だ。

今年はエンペラーズカップが開催されて100年目だが、すごい混戦だ。混戦と言うとどんぐりの背比べを思い浮かべるが、実力馬揃いの混戦と言って良い。難しいが予想のしがいもある。データベースは混戦とはいえ、思い切ったデータを弾いてきた。

【天皇賞(秋)】
◆62.8  メイショウサムソン
◆62.4  アドマイヤムーン
◆62.1  ポップロック
◆58.9  チョウサン
◆57.3  アグネスアーク
◆55.9  ブライトトゥモロー
ここまでが55以上の推奨馬。これ以降は50以上の参考馬。
◇54.1  ダイワメジャー
◇52.7  ローゼンクロイツ

【展望】力馬メイショウサムソンがイチオシになった。切れ味鋭いアドマイヤムーンは2番手だ。3番手はスタミナ馬で、4番手は今度はスピード馬だ。調子の上がり目のアグネスアークに下がり目のブライトトゥモローがこれに続く。ここまでがWsc55以上の推奨馬だが、宝塚記念の凡走が響いたか、ダイワメジャーが漏れているのだ。それをいうならローゼンクロイツも同じように漏れた組だろう。何かの胸騒ぎだが、武豊がもう一度メイショウサムソンに先行逃げ切りをさせそうな気がしてならない。

【展開】武豊の奇襲作戦は別として、普通の姿を考えてみる。
先行するのは、シャドウゲイト、ダイワメジャー、エイシンデピュティだが、ハナを切るのはシャドウゲイトか。
次の集団に収まるのは、アグネスアーク、チョウサン、デルタブルース、メイショウサムソン、コスモバルク、マツリダゴッホ"、シルクネクサス、の大集団だ。
後方は、ポップロック、ブライトトゥモロー、ローゼンクロイツ、アドマイヤムーン、カンパニー、ボンネビルレコードということになるだろう。
そこへ武豊が危険を冒して勝負に出るかが楽しみなのだが、周囲を見渡せば岡部も南井も柴田政人もいないので、そんなことはしなくても勝てるのかも知れない。

06:00:00 | datesui | |
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