Complete text -- "#291.磐越西線"

29 October

#291.磐越西線

この前の金曜、土曜で会津へ行きました。いろいろな企業の方が集まって合同で企画を考える会で、言わば異業種合同合宿のようなものです。場が変わることによる普段と違う発想力を期待するのがねらいですが、特に会津はその期待が大きく持てそうです。会津盆地という周囲を山に囲まれていますが、その囲まれ方も半端ではなく、海から遠く離れた奥の奥で囲まれています。また、会津は歴史的にも独特な文化があり、そのユニークさも際立っています。代表をひとつあげれば食べ物で、興味深い乾物文化あります。例えばイカといえばスルメで、イカの天ぷらはスルメを水で戻したものを揚げたスルメの天ぷらなのです。

その会津の温泉郷といえば東山温泉で、その老舗中の老舗『向瀧』が会場でした。小泉元首相もお泊まりなったという由緒ある宿で、さすがに造りもお湯も料理も素晴らしく少しはいい案も出てきたと思っています。

その帰路、郡山から東北新幹線で一気に東京というのが普通ですが、今回は磐越西線を西進して新潟を目指しました。3時間あまりの長旅で、期待した車窓の紅葉はまだ早く、おまけに台風の影響による雨でよく見ません。車内を見ると、会津若松を出た時はかなりいた乗客も県境に差し掛かるころは少し減ってきました。このまま減るのかと思ったら、新潟県に入ってまた乗客が増えてきて、全線を通じては意外としぶとくお客がいるなという印象でした。
これだけでは突飛なことかも知れませんが、会津は日本海からの文化の影響が強かったと思わざるをえません。

東山温泉の『向瀧』
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20:58:01 | datesui | |
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