Complete text -- "#419.世代交代の起きる日"

27 June

#419.世代交代の起きる日

今年の宝塚記念は世代交代を意識して観てみたいと思っている。注目は4歳勢だ。牝馬の方ではいち早く4歳天下が確立している状況が明瞭だ。ダイワスカーレットとウオッカという2強が君臨し、それに続く存在としてエイジアンウインズも短距離系で台頭して、さらにダート路線でもスリープレスナイトが着実に成長を遂げいずれ大きなところを獲りそうだ。
これに牡馬の方も少し遅れるが4歳勢の攻勢が兆しではなく、現実の状況になってきた。アサクサキングス、ロックドゥカンプ、アルナスライン、ホクトスルタン、アドマイヤオーラなどが少しずつだが競馬を覚えてきたようで、今度こそエイシンデピュティ、メイショウサムソンの既成勢力を打ち破れそうな気配だ。

秋の勢力図を4歳中心で考えると、牝馬は夏さえ無事に越せば現状の延長だろう。牡馬は楽しみにつながることが占われるのがこの宝塚記念になるだろう。4歳牡馬、頑張れ!

【 Wscランキング:宝塚記念 】
◆Wsc: 72.1 アルナスライン    R= 52、 RR= 73、 RT= 68、 D= 2.9、 A= -.1、 H= 2.6
◆Wsc: 61.6 カンパニー      R= 48、 RR= 73、 RT= 59、 D= 0.1、 A= 0.1、 H= 3.2
◆Wsc: 55.3 エアシェイディ    R= 44、 RR= 75、 RT= 54、 D= -0.7、 A= -0.6、 H= 3.5
以上がWsc55以上の推奨馬
◇Wsc: 54.8 エイシンデピュティ  R= 39、 RR= 71、 RT= 62、 D= -0.2、 A= 1.8、 H= 0.8
◇Wsc: 54.7 アサクサキングス   R= 46、 RR= 77、 RT= 60、 D= -1.4、 A= 1.8、 H= -1.3
◇Wsc: 54.0 アドマイヤオーラ    R= 54、 RR= 68、 RT= 54、 D= -0.8、 A= -0.4、 H= 4.4
◇Wsc: 51.1 ロックドゥカンプ    R= 53、 RR= 74、 RT= 56、 D= -3、 A= 1.2、 H= 0.9
◇Wsc: 49.1 ドリームパスポート  R= 49、 RR= 65、 RT= 57、 D= -1.7、 A= -0.4、 H= 0.9
◇Wsc: 48.4 サクラメガワンダー  R= 46、 RR= 67、 RT= 54、 D= -1.9、 A= 0.8、 H= 1.3
◇Wsc: 48.3 アドマイヤフジ    R= 47、 RR= 70、 RT= 48、 D= -1.8、 A= 0.4、 H= 1.2
◇Wsc: 45.1 メイショウサムソン  R= 57、 RR= 59、 RT= 56、 D= -3.7、 A= 0.1、 H= 0.7
◇Wsc: 36.0 フォルテベリーニ   R= 41、 RR= 56、 RT= 58、 D= -4.3、 A= -0.1、 H= 1.2
◇Wsc: 35.9 アサカディフィート  R= 41、 RR= 56、 RT= 47、 D= -3、 A= -1.2、 H= 2.1
◇Wsc: 33.7 インティライミ    R= 50、 RR= 48、 RT= 53、 D= -4.7、 A= -0.3、 H= -0.9
 
   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・Rsc  :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す


【 展望 】
宝塚記念はG?の大レースだが、それ以上に今年の競馬の展開を占う重要な一戦になるだろう。4歳牡馬が秋の主導権を獲るか、それとも中心勢力不在のまま秋の混戦路線になるかの瀬戸際の状況だ。
そこで注目は4歳勢だ。なかでもアルナスラインにフォーカスを当てたい。3歳の春からそこそこの成績は上げていたが、秋のクラシック路線で人気以上の好走を連発した。年が明けてからは人気を背負って人気に応える走りもできるようになり、大きいところも指呼の間というところに来た。
加えて、アサクサキングス、アドマイヤオーラ、ロックドゥカンンプの4歳の3頭は、本来なら主役のはずで、それぞれに確実な充実度を身につけているところを評価したい。ここで、それぞれにおいて最終仕上げの好走があれば秋は中心馬の1頭になることが約束されるだろう。
既成勢力ではエイシンデピュティは信頼できそうだが、メイショウサムソンの不安定さには全面的な信用はできかねるので、ここはカンパニー、エアシェイディの曲者系の方がおもしろいかもしれない。

アルナスライン中心、相手としてカンパニーとエアシェイディ、あとはWsc50以上からエイシンデピュティ、アサクサキングス、アドマイヤオーラ、ロックドゥカンプをどう絡ませるかだろう。


【 展開 】
金鯱賞の走りっぷりから、エイシンデピュティ逃げそうだ。成績不振のインティライミの玉砕も考えられるが、ここはエイシンデピュティの逃げ、アサクサキングスの追走が自然と思われる。
そのあとの先行集団は、ロックドゥカンプが前の位置を占め、サクラメガワンダー、アドマイヤフジ、メイショウサムソン、カンパニーが続くだろう。
中段から後方にかけては、フォルテベリーニ、アルナスライン、インティライミがやや前の方で、後方には"アドマイヤオーラ、ドリームパスポート、エアシェイディ、アサカディフィートが控えることになるだろう。

動きは、メイショウサムソンがつくることになるだろう。中途半端な仕掛けで追いづめになるパターンがメイショウサムソンには向いているので、3コーナーからなし崩し的なスパートが始まるだろう。4角先頭、力で押し切りというレースができる馬が栄冠に近そうだ。


12:34:08 | datesui | |
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