Complete text -- "#445.今年はシリーズ優勝と雨が鍵"

29 August

#445.今年はシリーズ優勝と雨が鍵

今週の新潟記念は芝2000m、サマー2000シリーズの最終戦になる。シリーズ優勝には当然のことの褒賞があり、馬主に4000万円、厩舎に1000万円である。現在のところのポイントランキングではタスカータソルテが13点でトップだが、1着になれば10点で、2着以下も5点から1点ずつ下がる点が入る。新潟記念の出走馬で優勝の可能性のあるのが、ミヤビランベリ(現在12点)、ミストラルクルーズ(同6点)、ダイシングロウ(同5点)の3頭で、ミヤビランベリは2点で優勝なので5着でいいことになる。

新潟の芝2000mは高速コースで例年好タイムでの決着が続いているが、今年は雨の影響でタイムの期待はもとより、展開も微妙に変わりそうだ。一方、夏競馬を通じて新しいヒーローも育ってきているので、この新潟記念で本物かどうかの試金石にもなろう。


【 Wscランキング:新潟記念 】
◆Wsc: 77.6 ダイシングロウ    R= 47、 RR= 63、 RT= 66、 D= 3.2、 A= 2.2、 H= -.5
◆Wsc: 66.8 マイネルキッツ    R= 47、 RR= 63、 RT= 56、 D= .3、 A= -.1、 H= 2.9
◆Wsc: 58.6 バトルバニヤン    R= 41、 RR= 52、 RT= 60、 D= -1.6、 A= 1.3、 H= -.8
◆Wsc: 57.5 トウショウヴォイス  R= 38、 RR= 56、 RT= 61、 D= -2.9、 A= -.9、 H= 2.2
以上がWsc55超の推奨馬
◇Wsc: 54.6 ミヤビランベリ    R= 44、 RR= 54、 RT= 59、 D= -3.5、 A= 3.2、 H= -2.3
◇Wsc: 54.0 コスモプラチナ    R= 37、 RR= 44、 RT= 59、 D= -1.9、 A= 1.7、 H= -1.1
◇Wsc: 52.1 ミストラルクルーズ  R= 42、 RR= 54、 RT= 51、 D= -2.6、 A= .6、 H= 2.1
◇Wsc: 49.1 キャッチータイトル  R= 38、 RR= 43、 RT= 48、 D= -1.9、 A= 2.4、 H= -1.6
◇Wsc: 48.2 エリモハリアー    R= 50、 RR= 45、 RT= 44、 D= -4.9、 A= -1.1、 H= .4
◇Wsc: 47.7 タマモサポート    R= 43、 RR= 44、 RT= 52、 D= -5、 A= 1.7、 H= -1.2
◇Wsc: 44.9 トウショウシロッコ  R= 42、 RR= 41、 RT= 43、 D= -3.7、 A= .9、 H= -.5
◇Wsc: 44.2 サンレイジャスパー  R= 47、 RR= 43、 RT= 38、 D= -5.1、 A= -.2、 H= 1.3
◇Wsc: 41.8 ヤマニンアラバスタ  R= 36、 RR= 34、 RT= 45、 D= -4.6、 A= -.8、 H= 2.3
◇Wsc: 41.8 アルコセニョーラ   R= 43、 RR= 42、 RT= 50、 D= -6.5、 A= -.9、 H= 1.9
◇Wsc: 40.8 ブラックカフェ    R= 36、 RR= 34、 RT= 45、 D= -4.5、 A= -1、 H= 3.9
◇Wsc: 40.6 フサイチアソート   R= 40、 RR= 37、 RT= 40、 D= -4.5、 A= -.5、 H= 2.2
◇Wsc: 40.2 チョウサン      R= 40、 RR= 34、 RT= 41、 D= -5.6、 A= .6、 H= .9
◇Wsc: 39.5 スクールボーイ    R= 27、 RR= 39、 RT= 56、 D= -5.4、 A= .1、 H= -1.6

   ・Wsc  :ウィニング・スコア→上位入着の可能性を示す総合指標で以下の指標から算出
   ・Rsc  :レースの実績→過去1年6か月を遡ったレースの実績を示す
   ・RRsc :最近の実績→6か月以内の直近3レースの実績を示す
   ・RTsc :タイム→最近のレースでの走破タイムを示すスコア
   ・DfWL :勝っぷり→勝った馬はどれだけ突き放したか、負けた馬はどこまで粘ったかを示す
   ・Asc :先行力→先行した実績を示すスコアで、高いほど先行している
   ・Hsc  :末脚→上り3ハロンの馬群の中で相対的に前に出たか後退したかを示す


【 展望 】
新潟の芝2000mは長い直線が特徴である。ゴール前の659mの直線は良く知られているが、スタートしてからの向正面にも1000m近い直線があり、他の競馬場には見られない特徴である。ここでの折合いで失敗する馬や騎手もいる。ところが、今年は少し条件が異なる。サマー2000シリーズの動向と、お天気の具合いだ。サマー2000は冒頭で述べたとおり、勝ちを狙う馬、5着を確保した馬がいることも確かだ。また、8月の中旬から北陸・東北は雨が多く、さすがの新潟の馬場もパンパンの高速馬場とはいかないだろう。

中心はダイシングロウだ。直近のレースでは夏の新ヒーローの誕生とも思える活躍だ。前走の小倉記念こそ2着に甘んじたが、その前の2連勝は素晴らしい勝ちっぷりで上昇力の強さが伺える。ここを勝って秋は重賞の常連になって欲しいものだ。2番手はマイネルキッツだ。成績が安定しないメンバーの中では重賞での善戦を続けている。大崩れしないのが狙いだ。あとは、バトルバニヤンとトウショウヴォイスぐらいか。


【 展開 】
18頭と賑やかで脚質も多彩に揃った。まず逃げるのが、ミヤビランベリだ。これを追走するのが、キャッチータイトルとダイシングロウだろう。この3頭で先頭集団をつくる。次いで先行集団だが、コスモプラチナ、タマモサポート、バトルバニヤンの3頭だ。
中段は、前の方にトウショウシロッコ、チョウサン、ミストラルクルーズ、スクールボーイがつけ、後ろの方にマイネルキッツ、サンレイジャスパー、フサイチアソートが控えるだろう。
後方は、ヤマニンアラバスタ、アルコセニョーラ、トウショウヴォイス、ブラックカフェ、エリモハリアーが長い直線を生かした追い込みに賭けることになるだろう。

前半の長い直線がカギだ。ここで焦れてしまうようでは勝負にはならない。淡々としたレース模様になるだろうが、ペースの速い遅いで先行・追い込みの運命が分かれる。1000m59秒が分かれ道か。


21:01:31 | datesui | |
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