Complete text -- "#185.今年の卦"

09 January

#185.今年の卦

東京神宮館の暦を見ると、国運予断という欄がある。平木場泰義というお方が占ったそうで、今年は「水沢節」という卦が得られたそうだ。水と沢は卦の構成要素を示しており、節に卦の意味があるのだが、節というのはなかなか意味深長だ。節は、調節することによりほどよく止まるということだが、度を過ぎた苦節への固執はいけないとのことである。ほどよく調節ということらしいが、そんなことより力強く進んで欲しいものだ。

日本経済予断というのもあったが、「離為火」という卦が出ていて、火がふたつ重なった卦だ。日本経済は勢いよく燃え上がるということかもしれないが、火の車にならないことを願いたいものだ。

社会情勢の予断も載っていたが、こちらは「山風蠱」で、チョイト気になった。お皿の上にウジ虫が3匹もいるボロボロに悪い卦で、社会は破綻や腐敗を示している。ことばが乱れ、お行儀の悪い日本人が巷に溢れている以上、このような卦は出つづけるのだろう。このような卦が出なくなったとき、安倍総理のいうところの美しい国となるのかもしれない。ところが、テレビをひねると飛び出すのは品のない言葉や仕草で、これではいつまで経っても美しい国の到来は望めないだろう。


06:00:00 | datesui | |
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